WKC 車両規定
2 0 1 4年1月1 日改定( 2 0 1 4 年4月より適用)
参加車両は、以下の規定を満たしていなければならない。
*以下の規定に当てはまらない車両の参加については事務局の判断に一任するものとする。

1.参加出来る車両
基本、軽自動車(車両規格が類似する他国のブランド含む)、またはそのエンジンを使用する事。
過給器付きの場合は排気量×1.5とし、NA換算1200cc以下の車両
(例、720ccターボの場合は換算率1.5をかけて、1152ccとなります)。
HV・EVEクラスの排気量は特別に設定。
上記以外の車両でも主催者が認めた場合は参加を認める。
外観の改造はR車両の定義に抵触しない限り自由。
ツーリングカーベースの車両に関しては、ガソリンタンクの改造は認めない。
どうしても改造が必要な場合は、事前に主催者に相談する事。

 ◆クラス分け
  LD-GP1:AT 車両に限る(AT の形式と車体形状は問わない)
  LD-GP2:850cc 未満 NA に限る
  LD-GP3:NA 換算850cc 以上 過給機付き(HV 車両を含む)
  LD-GP4:R 車両 850cc 未満
  LD-GP5:R 車両 850cc 以上

 ◆R車両についての定義
 1 . R 車両とは
  ( 1 )生産モノコック改造の場合に、ロールバー等パイプ部分を追加して 車体の剛性が成り立つ車両。
  ( 2 )足回りのノーマル基本構造を著しく変更した車両。
  ( 3 ) エンジンの搭載位置を変更した車両。
  上記の条件どれか一つにでも該当する場合はR 車両となる。
  但し、屋根を切ったレベルの車両は含まない( その場合でも主催者に相談する事) 。
 2 . エンジン
  エンジンは基本的に軽自動車の物を使用。
  N A 換算1 2 0 0 c c までとして、ディーゼル( ターボ付) 、ハイブリッド、ロータリー等と自作エンジン、電気、バイオフュエル及びマリーン、スノー
  モービル等を例外とするが、参加の可否を主催者に連絡し必ず確認する事。
 3 . フレームについて
  構造はスチールパイプフレームとする。
  メインパイプは1 インチ以上の外径を持つ事とする(丸パイプ角パイプは問わない) 。
  3 0 × 3 0 、T=1 . 6 以上の角パイプを推奨する。
  アルミモノコック・カーボンコンポジットの使用可(以前J A F 公認レースに参加実績のあるフレーム) 。

 ※過給換算は、排気量×1.5
 ※大会ごとに必要に応じてクラスを追加する場合あり
 ※カーボンコンポジットフレーム(モノコック)使用の場合は賞典外とする

2.タイヤ
全クラス、タイヤは自由。

3.シートベルト
生産ノーマル3 点を最低限とし、4点式以上、5点式を推奨。
取り付けは頑強にする事。
肩ベルトは取付位置から水平、又は水平から4 5 度以内で取付る事(除く3 点式) 。
4 点式の場合、体型が大きく違う人が乗り代わっても、腰ベルトが可能な限り骨盤の位置にくるように維持し、腹部までずり上がらないように取付位置を工夫する事。
◆シートベルトの取り付けについて
 ( 1 ) フック式のシートベルトを装着の場合、アイボルトを使用しての取り付け以外はいかなる場合においても車検不合格となる。
    (延長のための板やウイランズシートベルトのキット内に含まれる板にアイボルトが溶接されているもの、L 型のフックなど安全上の観点からす
    べて使用不可。)
 ( 2 ) Y 型式及び4点式シートベルトで、肩ベルト後ろ側にワンタッチバックルが装着されている場合には、ベルトを連結後、外れ防止の為ガムテー
     プ等で外れないようにする事。
     カプチーノとビートについて初回車検時に取付け位置を指定するので、それ以降はその指示に従う事。
  ※上記規定にそぐわない場合は、主催者に要相談。

4.ロールバー
推奨で有るが、取り付ける事が望ましい。
取り付ける場合は最低3点以上。
但し、オープンカーは必備。
未装着の車両は使用燃料を制限する。

5.燃料タンク
最大容量はコレクタータンク込みで、4 5 リットルまでとする。
プロダクションクラスは基本的にタンクの改造は勧めない。

6.配管等
車内にコレクタータンク及びサブタンクがある場合、床面に取り付けられるゴム配管等は固い材質の物でカバーをする事。
万が一、コレクタータンク等の配管が外れた場合に、ドライバーがガソリンを被らないように防護壁を設ける事。

7. ドア・ウインドー
運転席側は全閉、それ以外の開放は認められる。
飛び出し防止用のネットを装着した場合は解放を認められる場合がある。。

8.バッテリー取付位置
バッテリーの車室内への移動は推奨しない。
移動した場合にはバッテリー液の液漏れを完全に防ぐ隔壁を設ける事。
隔壁は不燃性の物を使用する事。
ドライバッテリーの場合には隔壁はなくても良い。

9.ブローバイ
大気開放の車両は、必ず1 リットル以上のオイルキャッチタンクを取り付ける事。

10.消火器
取り付ける事が望ましい。
但し燃料タンク改造車及びR 車両は必備とする。
取り付ける場合は、乾性化学消火器、又はそれと同等以上の能力を有する消火器を速やかに操作出来る状態で確実に取り付ける事。
取り付ける場合の容量は2 k g 以上を推奨。

11.</b>牽引フック
有効な牽引フックを必ず前後に取り付ける事。
色は赤又はオレンジに着色しておく事。
オープンカーの場合はロールバーにて代用可(赤のマーキング必要)

12.ゼッケン
ゼッケンは3 8 センチ以上(縦)の大きさのベースに、2 8 センチ以上(縦)の大きさのゴシック体数字で製作する事。
ベース色は白、文字色は黒で製作する事。
ベースは丸、角は問わない。
主催者が用意したゼッケンを使用する場合はその限りでは無い。

13.ガラス・灯火類
前照灯必備。
ガラスレンズは飛散防止の為、テーピングをする事( 基本プラスチックは不要であるが、サーキットレギュレーションにより変わる場合有)。
飛散防止のテーピングには透明テープを使い、必ずボディに掛かるように貼る事。
ルーフがガラスの車両( A Z - 1 等)はルーフにも飛散防止テープを貼る事。
ヘッドライト、スモール、ストップランプ必備。
スモールと連動する荒天用の後方ポジションランプ(バックフォグ・赤色)の装着を推奨(点滅可) 。
車高の低いR 車両等は、常時ライト点灯。

14.識別灯火
赤色は使用禁止。点滅は可とする。

15.その他
ストレートマフラー(直菅)禁止。
消音機(サイレンサー)必備。
後方確認の為にミラーやバックカメラ等を装着して見える工夫する事。
自作の車両は、製作時、主催者に製作取り付け方法や容量の確認を受けて下さい。
上記以外に主催者が危険と判断した時は改善の指示を出すので、一般常識の範疇でお願いします。

16.助手席の上面の燃料系の配管
ハコ車に限り、助手席の上面を通るゴムパイプのみ黄色でペイントする。
又は頑強なカバーで、覆わなければならない。
ただし、給油口からタンクまでのゴムパイプは、ドア内張りを取り付けてはならず、目視出来なければならない事とする。
落差式の予備タンクが空中に有る等の場合や不明な点は、主催者( 0 7 4 3 - 5 2 - 8 6 0 0 ) に要相談。

17.特則条項
各規則はイベント毎に都度変更することがある。
その場合は特別規則書にて通達。