レース名：'2015 K4-GP「Fuji 7 hours endurance」(2/1)
レースコース：富士スピードウェイ(1周4.563km)
出場台数：71台 完走台数：70台
前々日に降雪がありコース状況が心配されましたが、富士スピードウェイの除雪作業と土曜日の晴天にも助けられ、絶好のコンデションで午前９時ジャストにスタートが切られました。
K4-GPは予選が無くスピードの速いクラスから順にグリッドが組まれるため、ＧＰ-Ⅱクラスの１２３号車はほぼ最後尾に近いグリッドからのスタートになってしました。
本当ならクラストップでコースインする予定だったのですが、実は私がドライバー認識シールをヘルメットに貼り忘れてしまってコースインゲートでシールを届けてもらうまで待機させられてしまい大きくグリッドを落としてしまうミスを犯してしまいました。
GP-Ⅱクラスは２７台だったので、落としたグリッドはなんと２６台・・・
精神的な落胆は大きくて何とか気を取り直してスタートに集中するしかありません！
真冬で路面温度が低いため安全を考慮して3周のローリングの後グリーンランプが点灯、はるか７時間先のゴールを目指して全車クリーンスタート。
ここで燃費の良い１２３号車は義務給油回数をこなすためスタート直後に2周連続で少量給油をおこなうダブルアンダーカットの作戦に出ます。
一旦最後尾まで落ちたものの、ベストラップ連発のハイペースですぐに先行車に追いつきそれをかわしながら順調に順位を上げていきます。
早期にアンダーカットしてレース序盤の混戦でラップタイムが落ちるロスを避け、後から他チームが給油に入れば自動的に順位を上げれる効率の良い作戦の予定でした。
当初の予定では３時間３０分後にルーティンの給油とドライバーチェンジの予定でしたが、ハイペースがたたったのか規定時間前に燃料不足になるという２度目のハプニングが発生し３０分ショートで給油とドライバーチェンジをすることになってしまいました。
悪い事は重なるもので同時に通信トラブルも発生、次のドライバーの用意がまだ出来ていない状態でピットインするという多重ハプニングで大幅なタイムロスをしてしまいました。
しかしセカンドドライバーは体重が軽いのでこの時点ではまだ実質２回給油の望みは捨ててはいなかったのですが、２分３０秒台でのラップではやはり８km/Lぐらいしか走れずパスする予定の給油を追加するしかなくなってしまいました。
マシンの調子は絶好調でドライバー2人ともにベストタイムを大きく更新し初めて２分３０秒を切るすばらしい走りだったのですが、本当に思わぬ落とし穴でした。
せっかくのアンダーカットもこれで台無しとなってしまい、少なくとも４周はロスしてしまったと思われるひじょうに残念な結果となってしまいました。
結局ＹＲＳ１２３号車は出場７１台中、総合２１位・ＧＰ-Ⅱクラス８位という結果に終わりました。
残念ではありましたが、この結果は過去最上位の記録でもあり、一般ラジアルタイヤでの２０秒台突入は隠れた大記録だと自負しております。
そしてＫ４－ＧＰの７連続完走記録の更新は続けることが出来ました。
次戦は８月１３日、真夏の富士１０００ｋｍ耐久の予定です。
夏までにはスピードと燃料消費とのバランス改善に取り組み、次戦ではさらに上位に食い込めるよう努力したいと思っています。
皆様には今後とも、ＹＲＳレーシングチームの更なる応援をよろしくお願い致します！