YRSレーシングチーム富士4時間耐久レースレポート

レース名:'2014 K4-GP 「富士4時間耐久レース」(2014/3/15)
レースコース:富士スピードウェイ(1周4.563km)
出場台数:54台 完走台数:46台

当初2月22日に開催されるはずだった‘14・K4-GP冬の耐久は、大雪のため振替開催となり3週間後の3月15日に当初の7時間から4時間に短縮され開催されました。
日程の変更により出場出来なくなったチームもありましたが、決勝には総勢54台のマシンがグリッドに並び午後1時ジャストにスタートしました。
4時間に短縮された耐久レースはほぼスプリントに近いレース展開となり、序盤から各クラス激しい上位争いが繰り広げられました。
特に出場台数の多いGP-2とGP-3クラスは、激しいバトルが繰り広げられました。
YRSはこの争いを避けるためスタートから15分過ぎにピットイン、最小給油量(1L)で義務給油回数(2回)の消化を図ります。
早々とマシントラブルでリタイヤするチームも出始めた午後1時45分、複数のクラッシュによる破損パーツの撤去や清掃と車両移動の為にSCがコースに入りました。
このSC制限は約6分あまりで解除になりましたがレースも少し落ち着き初めたかと思われた午後2時24分、またもや大きなクラッシュが発生し再びSCがコースに入ります。
このSCによる制限は17分以上続き、結果的にはここでのピットワークの判断がその後のレース展開を大きく左右する事になりました。
まだ前半戦を過ぎた所で動くには少し早すぎると判断したYRSは、逆に給油タイミングを遅らせる作戦に変更しペースアップし順調に順位をあげ作戦は成功したかに見えました。
総合20位まで順位を上げた3時30分、2度目(ラスト)の給油とドライバーチェンジを敢行。
しかしここでまさかの4台同時給油待に遭遇してしまい大きくタイムロス、コースに復帰した時点では総合順位を28位まで下げてしまいます。
残り1時間30分、必死に追い上げるも総合25位クラス11位まで戻したところでチェッカーとなってしまいました。
振り返ると後半はレース自体安定推移しており、結果的に前半2回のSC制限を有効に使えなかったのが残念でなりません。
ただ今回も123号車は他車より少ない燃料消費量や一般ラジアルタイヤでの走行など、市販車にフィードバックできる多くの貴重なデーターを残しました。
今回のレース順位には決して満足はしていませんが、延期期間を含めた長い準備期間は精神的にもかなりタフだったので今は無事にレースが終えられた事にホッとしています。
'2014夏の1000kmも8月13・14日と日程も決定しています。
更なる高峰を目指して、次のステップを踏む準備を早々に立ち上げなければと思っています。
皆様の更なる応援を、よろしくお願い致します。