2016'K4-GP総括

K4-GP富士7時間(201627日)

GP2:10 148Laps Best Time:2'29"887

雪こそ降らないもののコースは所々凍結のままスタートが切られる。
なんともK4-GPらしいというか、このレースは個々の責任が試されるレースなのである。我がチームはノーミスの完璧な内容でレースを終え上手くいけば入賞圏内かと思われたが、流石は強者揃い!またもやクラス10位という平凡な結果に終わる。
しいていうなら燃費的に後半ペースを上げれなかったのがヒビいた。ドライバー交代もイマイチ時間がかかり過ぎたのも今後の課題である。
しかしながら独自の考えを貫くYRSの123号車にとってはは、充分以上の結果に間違いは無い。
YRSのレース観はブリコラージュ(Bricolage)という言葉にに近いかもしれない。
それは、理論や設計図に基づいて物を作る「エンジニアリング」とは対照的なもので、その場で手に入るものを寄せ集め、それらを部品として何が作れるか試行錯誤しながら、最終的に新しい物を作ること。
こういう考え方が、今やYRSpiritの根幹ともなっている。

 

富士1000km耐久(2016816日)

GP2:17 205Laps Best Time:2'36"623

ここ5年の雨の確率80%以上というこの富士1000km、今年は単独走破以来の良いお天気で最後までドライでのレースとなった。今回初めてエンジン内部にも手を入れて臨んだのだが、前半のペースも良く入賞を狙える位置で後半の僕にチェンジ。
マシンは絶好調、やる気満々で順調に周回を重ねていた矢先、なんとイエローフラッグ無視でのパッシングで給油ロードペナルティー💀
どこでいつ見逃したか全く不明で、精神的なダメージも大きくドライビングにもかなり影響してしまった。
多分このペナルティーで少なくとも45周はロスしたものと思われる。
後から考えるに、無線でのやり取りに気を取られて見逃してしまったと思われる。
一つのことしか出来ない僕の不器用さを露呈してしまった、誠にブサイクなレースをやってしまった。
結果よりも内容の美しさを求めるYRSにとっても大きな汚点を残してしまった。

 

本当はここに書けないようなマイナス要素が、冬夏共にまだまだあったのだが・・・
僕としては誠に残念な、悔いの残る結果に終わった2016年のK4-GPだった。